なぜ、日本は左側通行・右ハンドルなのか?

 江戸時代に武士は刀を左腰に差していたので、すれ違うと互いの刀の鞘(さや)がぶつかってしまいトラブル(鞘当て)になるリスクを防ぐため、左側通行が定着したと言われている。また、明治時代に左側通行のイギリス式の鉄道技術が導入されたことで、後の自動車社会にも引き継がれた。

 では、なぜ右ハンドルなのか?それは、対向車とすれ違う際や、交差点で右折する際に、運転席が右側にあるほうが対向車との距離感をつかみやすく、前方の視界が広く確保できるからだ。もし左ハンドルだと、車体を大きく対向車線にはみ出させないと前が見えないため非常に危険である。

 ちなみに、世界の約7割の国は「右側通行・左ハンドル」を採用している。これは、フランス革命期のナポレオンがヨーロッパ全土に右側通行を広げたことや、アメリカのフォード社が左ハンドルの自動車を世界へ普及させたことがきっかけとされている。