ほめられたい時に「ほめる」
アメリカの心理学者、マズロー(1908年~70年)は、人間は「頑張ったことを認めてほしい」という『承認の欲求』を持つと説いている。子どもは、「ほめられたい」と思っている時にほめられると伸びる。それは、学習の場面だけではない。学校生活の中の様々な場面で言える。
反対に、「悪いことをした」と子ども自身が思っている時には、はっきりと「叱る」ことが大切だ。感情的に怒るのでなく、何がいけないことかを諭して「納得」させることが反省につながる。原則は「その時」「その場で」「短時間に」「具体的に」「他の子どもへの配慮を考えて」行う。
子どもは「失敗」を重ねて成長する。その失敗を「糧」に、より良い姿をめざそうとする「前向きさ」を生みだすのが教員の役目である。