人権教育とは
人権教育とは、「人権尊重の精神の涵養を目的とする教育活動」であると『人権教育及び人権啓発の推進に関する法律(第 2 条)』(2000年:平成12年)に記されています。わかりやすく言えば、すべての人が幸せに暮らせるように「差別をしない・されない・許さない」考えや態度を育む教育のことです。
学校では、教科指導、生徒指導、学級経営など、教育活動の全体を通じて人権尊重の精神に立った学校づくりが取り組まれています。具体的には、
①他の人に必要なことやその人の考えや気持ちなどがわかるように「好感・共感・親近感」をもって接すること
②自分の考えや気持ちを他の人にわかりやすく伝えて「わかり合う」ためのコミュニケーション力やスキルを培うこと
③自分の意見を一方的に主張しないで建設的で良好な人間関係を調整したり、問題を解決する態度や行動力を高めることです。
人権教育は、子どもたちが意欲的に学習し、仲間と共に協力して様々な体験や経験を重ねることで発展していきます。そして「いつも明るく元気で、優しくも厳しく、誰にも公平で、専門的知識とスキルを持つ」先生の存在が大切になります。