令和の米騒動
米の値段が爆上がりしている。安いものでも5キロで税込み4000円超。ブランド米では5000円を超える。去年と比べて90%以上の値上がりだ。理由は、酷暑による生産量の減少やインバウンド需要の拡大、家庭の消費増加等とされるが、背景には集荷業者などによる買い付け競争の過熱化、つまり、米を投機対象に買い占めているのではないかと指摘される。政府は急遽、備蓄米を放出して米の流通を促そうとしているが遅きに失した感がある。
おりしも、厚労省は3月5日、2024年の生活保護申請件数が約26万件で、前年に比して0.3%増になったと発表した。現在、生活保護受給世帯は165万2199世帯。その多くは高齢者単身世帯や母子世帯である。少子・高齢化が進む中で米などの生活必需品が高騰すると、今後も生活保護世帯はさらに高まると思われる。誰もが健康で豊かに安心安全に暮らせる社会は遠くなっている。その苦しみは「社会的弱者」に押し寄せている。
