創造の力

 なぜ、デイズニーランドやスターバックスが人気があるのか?そこには、創始者の強い想いが存在する。ウォルト・デイズニーが孫と出かけた遊園地があまりの汚さと退屈さに落胆し「子どもが笑顔になる地球上で一番幸せな場所を作ろう」という壮大な夢と強い想い入れから「夢と冒険の王国」を造った。

 ハワード・シュルツが米国のコーヒーのまずさとコーヒーの楽しみ方の知らなさに「アメリカ人のコーヒーの飲み方を変えたい」と強く思い、「やすらぎの第3の場所」としてスターバックスを始めた。

 創造力は、強い願いや思いがエネルギーである。そして、「発想は無から忽然と湧くことはない。今までの蓄積された知識や経験をうまく引き出して、現実のテーマと組み合わせる。この作業が発想である。人間は、知っていることと体験したことしか表現できない」のだ。(作家:藤本義一)

 自動販売機の清涼飲料水は1年間で約1000種類、発売されるそうだ。しかし、売れる飲料水のポイントは3つ。それは、①おいしさと②品質の良さと③斬新な価値を付けることだという。最後の斬新な価値こそが「創造力」だ。