努力で夢を実現
インフルエンザが流行っている。予防は手洗いとうがいをきちんとし、ぐっすり寝てしっかり食べて、すっきり出すといった生活リズムを整えることだ。
しかし、つい夜更かししたり、暴飲暴食をしてしまう。規則正しい生活習慣を続けることは難しく努力がいる。努力と言えば、その努力で自分の夢を実現した人がいる。
アメリカの左投げ左打ちの大リーガー、ピーター・グレイという選手である。彼は、電車と野球が大好きな男の子だった。5歳の時、お父さんに連れられてメジャーリーグの野球を見に行った。その試合は、応援しているチームが1対0で負けていたが、9回裏の逆転ホームランで勝った。感動した彼は、その時から「メジャーリーガーになりたい」という大きな夢を抱く。
それから毎日、夢に向かって父と練習をした。ところが、6歳の時に事故にあって大けがをしてしまう。「もう野球はできない」と悲しむピーター・グレイに向かって、父は「あきらめるな。人間やる気になればできないことなんてないんだ」と励ました。
その後、彼は練習に練習を重ね、ついに夢が叶って大リーグに合格した。バッターボックスに立った彼の第1打席目、長年の夢が実現した瞬間だった。しかし、結果は3球3振。ところが、観客は総立ちになり、彼に惜しみない大きな拍手を送った。
実は、6歳の時、大好きな電車を見に行った際、列車に巻き込まれて右腕をなくしていたのだ。ピーター・グレイは、片腕の大リーガーだった。後に彼は語っている。
「私には夢があった。不自由な身体で、毎日の練習こそが全てだった。いくら練習をしても、こんな私にやってくるチャンスはわずかしかない。それでも、私は夢をあきらめずに、夢に向かって努力した。夢があったからこそ、私は生きることができた」と。その後、彼は1年で大リーガーを辞め、少年野球の指導を続け87才で亡くなった。
夢に向かって努力を重ね実現することは、大変難しいことだが、不可能なことではないことをピーター・グレイは示した。
※ピーター・J・グレイ(Peter J. Gray, 1915年3月6日 ~2002年6月30日):アメリカ合衆国ペンシルベニア州ナンティコーク出身のプロ野球選手(外野手)



