地球温暖化

 11月8日は、旧暦で言えば「立冬」である。この日を境に秋から冬の到来を告げる日だ。しかし、このところ25度近い「夏日」が続く。子どもの頃の季節感と何か違うと体感的に思う。

 社会のグローバル化と共に、自然現象も世界規模で進行する。様々な国や地域で地震や津波、豪雨・竜巻、日照りや間伐など災害レベルの異常気象が起きている。その原因は地球温暖化にあると言われる。

 人間は、化石燃料を使って電気を作り、工場生産や自動車や飛行機を動かし、膨大なCO2を発生させてきた。その結果が地球温暖化だ。このままでは2100年には、日本の海面が1m上昇し砂浜の9割以上が失われると予測されている。 

 政府は2050年までにプラスチック資源の循環によって温室効果ガスの排出をゼロにする「カーボンニュートラル」をめざしている。リサイクルでプラごみなどを有効利用して経済価値を生み出す循環型の脱炭素社会の実現は喫緊の課題である。