子どもの安全

 春の「交通安全週間」が始まる。この間、下校途中の小学生が殺害されるという痛ましい事件や大阪教育大学附属小学校の事件等も踏まえ、校門での受付員配置や子ども見守り隊の取組み、通学路の安全マップ作成、集団登下校の実施、危険を予測し回避する力を身につける実践的安全教育の研修などが進めれれてきた。

 しかし、100%の「子どもの安全」はない。ユニークな標語がある。題して「きょうはイカのおすし」。

 きょ 「(知らない人や車から)距離を取る」

 う  「後ろに注意」

 は  「早めに帰る」

 イカ 「イカない」

 の  「乗らない」

 お  「大声を出す」

 す  「すぐに逃げる」

 し  「知らせる」

 防犯教育の基本は、危機意識を持つことにある。子ども自身が危険を察知し、自ら避けることが求められるが、まず大人が本気で子どもの安全に取り組むことだ。大人は子どもの「鏡」である。