子どもの日
5月5日は「こどもの日」。「子どもの権利条約」批准後、約30年経ってようやく「こども基本法」(2023年4月)が制定された。基本法では、すべての子どもが大切にされ、人権を守られること、子どもが意見を言う機会を確保することなどが明記されている。
子どもの言葉に「はっ」とすることがある。その日は朝から雨が降っていた。校庭の苗床にペットボトルで水をやっている女の子がいた。「今日は雨降ってるからお水はええんと違う」と声をかけると、「雨の水は汚いよ。きれいなお水を毎日あげないときれいな花が咲かへんもん」とその子は言った。
子供の「供」はもともと「複数」という意味だそうだ。しかし、大人の「お供」や「お供え」などの誤解があってはとの意味合いから「子ども」や「こども」と表記されることが広まった。幼くても人格を持った一人の人間として尊重されなければならない。