子どもをダメにする「3D」

 子どもをダメにする「3D」とは、「でも」「だって」「どうせ」です。この言葉が表れたら注意です。喧嘩の理由を聞くと、「でも、ぼくだけでないもん」「だって、○○さんもやってきたもん」など、自分を正当化したり、相手に責任を転嫁し、最後に、「どうせ、わたしは悪い子やねん」と、自己否定して心を閉ざしてしまうことになります。

 ではどうすればいいのでしょうか。ヒントは、子どもが何かに取り組んで喜ぶ「瞬間」にあります。周りの人から自分が「見られ、認められ、あてにされる」時、子どもの目はキラキラ輝きます。時々の達成感をタイムリーに「認め」「褒める」ことが大切です。子どもの得意なことや良いところを値打ちづける、その繰り返しが、自己肯定感を芽生えさせ、意欲の向上に繋がっていきます。