学生相談

 新緑の爽やかな初夏、キャンパスは学生の笑顔と歓声が広がる一方、様々な悩みや不安を持つ学生も少なからずいる。

 一般相談の悩みの上位は、「進路に関すること」「授業に関すること」「人間関係」「生活(金銭的)不安」である。

 ①進路に関しては、自分のやりたい仕事が見つからなかったり、周りの就活生と比べて焦ったり、内定が決まらず悩んでいるなどである。

 ②授業に関しては、履修科目へのモチベーションの低下や課題レポート・試験の困難さ、単位不足の悩みなどである。

 ③人間関係では、入学したものの友だちができず、新しい環境で他者とのコミュニケーションがうまくいかないなどの悩みである。

④生活(金銭的)不安に関しては、特に一人暮らしの学生は部屋代・光熱費・食費など、日々の生活費や学費、アルバイト代に関する不安や悩みである。

 文部科学省「2024年度、不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によれば、不登校生(小中高)は59万8254人と過去最多。その理由として「学校生活に対してやる気が出ない」(32.2%)、「不安・抑うつ」(23.1%)、「生活リズムの不調」(23.0%)、「学業の不振や頻繁な宿題の未提出」(15.2%)、「友人関係をめぐる問題」(13.3%)となっている。

 大学生においても、睡眠の乱れから気分が落ち込む「うつ状態」が多く、夜更かしが常態化し、早く寝ようとしても寝付けない、目が覚めてもすっきり感がなく体が重い、倦怠感が一日中続くなどの相談が多くみられる。また、相談者の低年齢化が進み、新入生の相談が多い傾向だ。更に学修やアルバイトなどで強いストレスを感じている学生も顕著である。対処法としては、 
 ①3R(レスト・リラックス・レクリエーション)。休養と運動と楽しみをつくる。   

 ②その場からいったん離れる。

 ③自分の考え方や癖を知り、ポジティブな物の捉え方や見方に変えてみる。

 ④身近な人や専門の相談機関などを活用して、ひとりで抱え込まない。

 「息苦しさや動悸がする」などの身体的症状があれば、早めに心療内科や精神科を受診するなどのサポートが求められる。