希望・努力・感謝

 授業が対面になって笑顔が教室に戻ってきましたが、この間、オンライン授業で教える者も学ぶ者も戸惑いが大きかったです。特にコロナ禍の学生困難は、①オンライン授業に伴う通信環境の整備と対人コミュニケーションの低下②アルバイトの激減と就活困難③保護者の失業等による生活の急変でしょうか。コロナ禍は様々な課題を抱える学生の学びと暮らしを直撃しました。

 こうした状況を受け本学では、ハッピーマンデー(学食の低額メニュー提供)の取り組みや悩みの相談室充実と相談員増員、奨学金支給条件の緩和と拡充など、学生の学修・生活支援を進めてきました。今年度の卒業式は「ノーマスク」で実施されました。まだまだコロナ感染の終息は見えませんが、明るい兆しも見えてきています。

 一年を過ぎて終結を見ないウクライナ戦争の惨劇を思うに、改めて「当たり前」が一番「幸せ」なことに気づく日々です。戦争は最大の人権侵害です。「朝は希望で起き、昼は努力で働き、夜は感謝して眠る」ことが平和であるとしみじみ思います。