残暑を元気に過ごすために
今年の夏は平年と比べて2.36度も高く、気象庁が1898年(明治31年)に統計を取り始めて最も暑い「異常な夏」だった。世界的な温暖化で日本の四季折々の風景は様変わりした。暑いか寒いかの二択の季節だ。これを「予約の取れないホテル」という。その心は「空」(秋)が無い‼
では、残暑の日々を元気に乗り切るにはどうすればいいか。脳科学者の西剛志さんは、著書『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』の中で、常に好奇心を持ち続け、学びを楽しむことだと説いている。ポイントは、ちょっとした「新しいこと」にチャレンジして、いつもの生活環境を少し変えることだそうだ。
例えば、玄関に綺麗な花を飾る、洋菓子店で高価なケーキを買う、読んだことのない本を読む、お洒落な食器で食事する、観劇やコンサートに行ったり、知らない所への旅行などである。散歩も反対周りの道を歩いたり、通勤時に一駅前で下車して帰るのもいい。
あしたの自分を楽しむために今の自分を少し変えてみる。それは「新しいこと」への挑戦である。いつもの目線や立ち位置を変えるだけで、日々の景色が彩られるのではないだろうか。
