笑いが教育を救う
ようやく朝夕に涼しさが感じられる今日この頃。しかし、爽やかな日々も束の間。温暖化による気候変動で酷暑の夏からすぐに寒い冬がやってくる。まるで、「駅前の混んでいる駐車場」のようだ。「空き(秋)がない」。肌寒い季節になって「オータム!」(おぉー寒む)だ。
ところで、子どもはユーモアの天才。
・傷んだ廊下に、いたんだろうか?
・あ、足し算ね 間違えて、あたし残念!
・マイタケの種、まいたけ?
・ねーこの子、猫の子?
・画びょうを踏んで、ガビョーン!
・かしこまりました、しかし困りました。
・健康だと、お腹がヘルシー。
・なんとなく、「ナン」と鳴く。
人間だけが笑う動物と言われる。落語家の桂文珍氏によれば、人は昔から笑いの文化を培い人間関係の潤滑油にしてきたという。『今昔物語』に面白い物語が書かれている。それらが信仰の世界と結びつき、お坊さんが面白いことを話して人を集め説教をした。そのうち、「説教はいらんからおもろいこと言うて」と求められて落語家が誕生した。身分制度があった時代には、笑いは風刺や皮肉を込めて庶民が「下から上を笑った」。
笑いは体にとってよい影響を及ぼす。笑うことで体の筋肉が緩み、ストレスを解消して血圧を下げ、心臓によい影響を与えることから循環器疾患の治療に用いられるらしい。笑いをいかに子どもと共有して、より質の高い授業をするか。学力の基本は「読み書き計算、ボケ・ツッコミ」だ。ユーモアのセンスが教師に求められる。笑いを大切にした楽しい学校生活が過ごせれば最高である。学校は「楽校」だ!