近況から
今春、70歳になった。すると、体のあちらこちらがコキコキと軋みはじめ、妻に扱き使われる日々。ゴミの日に、「ゴミ出しを忘れてますよ。代わりにお父さん出しますよ」と言われたので、「私は生ゴミではありません!」と口答えすると、「そうでした、粗大ゴミでした」と突っ込まれる始末・・・。(笑)
そもそも、古希は、唐の詩人、杜甫の「人生七十、古来 稀なり」の一節からだが、この頃は「人生100年時代」と言われ、元気な70歳も「稀」ではない。
「お父さん、歳とったなんて思ったらあかんで。芸能界でも70歳で元気に活躍している方が多くいるから頑張って!」と、励(禿)まされる。例えば、明石家さんまさん、所ジョージさん、桑田佳祐さん、具志堅用高さん、松山千春さん、野口五郎さん、郷ひろみさん、高橋惠子さん、麻丘めぐみさん、アグネスチャンさん、伊藤蘭さん、竹内まりやさん、大地真央さん、上沼美恵子さん、などなど。この方々は、何といっても芸能人なので比較にはならない。(笑)
ところで、4月から「学生相談室」で働いている。通勤は、もちろん「BMW」。(B:バス、M:メトロ、W:ウォーキング)
日本は少子化で、18歳が1992年の205万人をピークに2014年には118万人になり、2040年には70万人まで減るらしい。一方、大学進学率は1992年の26%(54万人)だったのが、2018年に53%(63万人)に増え、今では大学・短大・専門学校を合わせると、高校を卒業した生徒の82%が進学するという「高等教育全入時代」になっている。
様々な学生が大学に入学して来る時代である。相談室には、心身の不調や生活や学業や進路、人間関係の悩みなど多様な相談内容が持ち込まれる。なので、それらの課題を持つ学生をサポートする「学生相談室」は、学生の悩みや困難を支援する「駆け込み寺」として大切な場所になっている。
