還暦は「現役」
今年、還暦を迎える人は全国で約160万人。ひと昔前は、「第二の人生」をゆったり暮らすイメージだったが、今やバリバリの「現役」世代だ。思い浮かぶ還暦の著名人は、太田光、田中裕二、南原清隆、ヒロミ、勝俣州和、江頭2:50、ほいけんた、奥田民生、YOSHIKI、上川隆也、吉川晃司、仲村トオル、高嶋政宏、古田新太、香川照之、本木雅弘、中森明菜、吉田美和、沢口靖子、小林聡美、藤田朋子、柏原芳恵といった方々だ。みなさん、今も大活躍されていて60歳とは信じられないほど若い!
しかし、一般的に60歳になると肉体的精神的な老いを感じることも多く、定年後は親の高齢化や介護の問題に直面する人もいて、そう遠くない未来に自分も歳を取るのだと不安になる。ある生命保険会社の「還暦以降の人生で不安に思うこと」調査では、以下のような項目が上位に並ぶ。
1位「身体能力の低下」52.5%
2位「収入の減少」40.35%
3位「判断能力の低下」38.4%
4位「自分の介護」38.1%
5位「物価上昇」32.7%
高齢者の3大不安は、病気と貧困と孤独と言われる。還暦以降の人生は、食事・睡眠・運動など生活リズムを整えて健康を維持し、動ける内は働いて一定の収入を得、家族や身近な人とのコミュニケーションを図ることだ。60歳を迎えても「老後」と考えないで、日々の生活の中で自分なりに出来ることをコツコツと続けて、メリハリのある毎日を送ることが大切だと思う。
