3・11の教訓
東日本大震災で亡くなられた方15900人、行方不明の方2520人、避難された方約500000人。今も地元で避難生活を強いられている方29328人。(2024年3月)
地震が現在の「当たり前」の暮らしを破壊し、津波が歴史や文化といった過去の遺産を浚い、放射能が希望という未来を奪った。壊れた原発底に堆積した880㌧もの放射能デブリは耳かき一匙も取り出せない。
引っ越した我が家も13年。庭のアズキナシが春に若葉、秋に赤い実をにつける。近所の小学生は大学生になった。しかし、13年経っても震災の傷跡が消えることはない。正月に能登半島大地震が起き、30年以内には南海トラフ大地震が予測される。日本列島でいる限り必ず震災がやってくる。「3・11」を決して風化させず、教訓として生きていかなければならない。