今春、教員になられるみなさんへ!
春から教員になるみなさん!おめでとうございます!
教育は子どもの「人格の完成をめざす」営みですが、教育を担う教員に求められるのは、①豊かな人間性②実践的な専門性③開かれた社会性です。具体的には、社会人として社会的常識が備わり人情に厚いこと、教育への情熱と専門的知識が高く指導力があること、子どもの気持ちを敏感に感じ取りコミュニケーション力があることです。一言で言えば、教育の基本は「子どもが好き」です。
あなたは、「子どもが好きですか?」
実際は、「好き」なだけでは教育の仕事は務まらないですが、まずは、「子どもが好き」という子どもへの「愛情」が出発であると思います。毎朝、恋人にあうような気持ちで、胸弾ませて学校に行くのが教員なのです。
子どもが好きな先生は、①ユーモアがある②親しみやすい③やさしくもあり、時にきびしい④教え方が上手で⑤なんでも相談にのってくれる。
子どもが嫌いな先生は、①えこひいきをする②感情的にすぐ怒る③笑わなくて陰気④独断的である⑤愚痴や小言をよく言う。
近年、学校現場では新旧の教員の入れ替わり期をむかえ、毎年多くの新しい先生が学校に来ます。働き方改革など、教員の労働環境改善が課題になっていますが、今ほど、教員の使命感と情熱や専門性に加えて、豊かな人間性が求められている時はありません。子どもにとって、最大の教育環境は「先生の存在」です。まさに「教育は人なり」です。みなさんの好奇心と探究心が子どもの夢や希望を育むよう、「授業がうまくて、人間味にあふれる先生」になってください。
最後に、オーストリアの著名な動物学者であるコンラート・ローレンツ博士の言葉を記します。
「人は、自分の好きな人、しかも尊敬する人からのみ文化・伝統を受け継ぐことができる」
※今年度をもって45年の教員生活を終えます。関西外大で過ごした11年間はみなさんとの「宝の出会い」でした。振り返って思うことは「ダメな子どもは一人もいない」ことです。さようなら、また、どこかでお会いしましょう!
