体調を整える

 新年度がスタートして1か月、ゴールデンウイークを迎えるこの時期は、新しい環境での生活に疲れが溜まってくる頃である。特に朝起きづらいという睡眠障害に悩む人が多い。睡眠リズムの乱れから気分が落ち込む「うつ状態」になるのだ。

 具体的には、夜更かしが常態化し、早く寝ようとしても寝付けない、目が覚めてもすっきり感がなく体が重く、その後も倦怠感が一日中続く。

 文部科学省の「2023年度、不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によれば、不登校生は49万3000人と過去最多。その理由として①「学校生活に対してやる気が出ない」(32.2%)②「不安・抑うつ」(23.1%) ③「生活リズムの不調」(23.0%)が上位を占める。

 不登校生に限らず、生活習慣を見直すことが大事だ。例えば、①起床時刻を一定に整える(早起き→早寝 ②午前中に30分以上、日光を浴びて体内時計をリセットする ③寝る前にスマホやゲームをしないなどである。

 健康の基本は「快眠・快食・快便」から。「どこでも寝れて、何でも食べれて、誰とでも仲良くなる」ことが元気の源である。季節の移ろいは早い。春が来て「ハル」から夏日がそこまでやってくる。まさに「迫る、ショッカー(初夏)」だ。