マンサク、満開

 日本代表「侍ジャパン」が3月21日(日本時間22日)、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝戦でアメリカ代表を3対2で破り、2009年の第2回大会以来、3度目の優勝に輝いた。

 最後は、映画の1シーンのような対決だった。9回2死であと一人。バッターボックスにはチームメイトのトラウト選手。大谷投手は160キロを超える直球を中心に追い込み、最後は外角低めのスライダーで三振に打ち取った。その瞬間、日本代表チームは「世界一」になった。

 試合後、大谷翔平選手は自身のインスタグラムに「最高の瞬間をありがとう」と綴ったが、未来を担う子どもたちが、日本代表選手の姿に感動と勇気と希望を与えられたことと思う。試合後に庭に出るとマンサクが勝利を祝うように満開だった。

 ※春の訪れを真っ先に知らせてくれるマンサク。「まず咲く」が訛ってマンサクと呼ばれるようになったという。