ウェルビーイング
人生100年時代を迎え、従来の物質的な豊かさの追求だけでなく、心の豊かさを重視する価値観が高まっている。そんな中、ウェルビーイング(Well-being)という概念が重要なキーワードとなっている。
ウェルビーイングは、well(よい)とbeing(状態)を意味し、単に病気や怪我をしていないだけでなく、人生の生きがいや充実感を持ち、自分らしく持続的な幸福を感じられている状態で、身体的、精神的、社会的に「満たされた良好な状態」を指す。
2030年をターゲットにした国連のSDGsの3番目の目標は「すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-Being)」で、教育においても子どものウェルビーイングを高めて学修モチベーションを向上させることが重要な課題だ。フィンランドでは、国を挙げてウェルビーイングに取り組み、教育費は小学校から大学まで無償だ。また、ニュージーランドは、2019年にウェルビーイングをコンセプトにした「ウェルビーイング・バジェット(幸福予算)」を発表し、国民の幸せを体系的に推進する予算措置を講じている。
2023年の世界幸福度ランキングの1位はフィンランド。日本は47位(全137国中)で主要7か国(G7)の中では最下位だ。「健康寿命」ではスコアが高いものの、「人生の自由度」「他者への寛容さ」などの項目は低い現状である。



