森信三の教え

 哲学者であり教育者である森信三は、人生の真理や人間はどのように生きるべきかについて大変示唆に富む言葉を語っている。

 「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。縁は求めざるには生ぜず。内に求める心なければ、たとえその人の面前にありとも、ついに縁は生ずるに到らずと知るべし。」(人生の良き出会いも、自ら求める強い意志がなければ生まれない)

 「『人生二度なし』これ人生における最大最深の真理なり。」(二度と繰り返すことのできない人生だからこそ、今この瞬間を精一杯生きるべき)

 また、森信三は、人間形成の基本として「生活の三原則」を提唱した。それは、

・「時を守り」(時間を大切にし、約束を守る)

・「場を清め」(掃除をし、周囲を綺麗に保つ)

・「礼を正す」(挨拶や礼儀を重んじる)

 「教育とは流水に文字を書くような果敢ない業である。だがそれを岩壁に刻むがごとき真剣さで取り組まねばならぬ。」